「蓮沼西町会 防災訓練」報告

自助のため防災訓練なのですが。。。」

11月16日(日)、秋晴れの午前10時より蓮沼公園にて当町会の防災訓練は開始されました。
志村消防署志村坂上出張所の隊員4名、志村消防団第一分団から2名が参加され、指導していただきました。
一般参加者は約25名、相変わらず少ない。町会関係者、消防関係者すべて合わせて50名といったところ。

訓練は例年通りのAED(自動体外式除細動器)を使用した応急手当、水消火器を使用した初期消火訓練のほか、本年はスタンドパイプによる放水訓練を実施。これはかなり訓練らしいものでした。
また、災害時に活用できる電気自動車(日産サクラ)と外部給電機によるデモンストレーションを実施。電気自動車のバッテリーは災害時の電源として役立ちますが、こちらは意外と興味を持たれる方が多かったようです。
そして大型消防車も出動。子供を運転席に座らせたり、子供たちにとっては思い出となるものでした。
当町会女性部による豚汁の炊き出しはいつもながら美味しいものでした。

 

今回の防災訓練。
参加者が少ないこと自体がそもそも問題ですが、参加者は高齢者が多く、若い方々の参加者はほとんどいないという現実に、町会としての責任を感じます。
首都圏での大災害発生が現実味を帯びてきている昨今、また近隣で火災も発生しています。蓮沼西町会員約500世帯、地域にお住いのみなさんはもっと多くいらっしゃいます。みなさんが防災について関心が薄いとは思いません。職場や学校でも防災訓練が実施されている中、地域での防災訓練に価値を感じられないのか、単に実施の情報が行き届いていないのか。。。

自助のための防災訓練」~「互近所のための防災訓練」
1995年の阪神・淡路大震災では、公的な救助活動が間に合わない状況下で、近隣住民による「互近所」(互いに助け合うこと)で、生き埋めになった人の約8割が近隣住民に救助され、避難所では共同生活を送る中で物資を分け合い、互いを励まし合ったとされています。この経験から、日頃からの近所付き合いや地域での防災活動の重要性が強調されているのですが。。。

地域の防災訓練。。。みなさんは、どのように考えますか?

今回参加のみなさんには、粗品の他に以下の資料をお渡ししています。
東京消防庁「命を救う応急手当」東京都「防災ポケットガイド~首都直下地震への備え~」

 

※写真は明日以降に掲載します。

(防災部)