まずは自宅の断捨離から
投稿者:飯塚 勉さん
60代
蓮沼西町会エリア内
町会員
今年は、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災から30年。当時、楽器メーカーで音楽イベントを担当していた私は、その年の3月~5月に実施した全国17のイベント会場で義援金を募り、来場されたみなさんからお預かりした義援金数十万円を兵庫県庁へお渡ししました。
翌年の8月に大阪の営業所へ転勤となり、寮があった西宮北口まで、梅田から阪急電車で通勤しました。震災から1年7ヶ月が過ぎていたので、町は元気を取り戻していたようにも感じましたが、まだまだバラックで営業していた商店なども多く、傷跡は随所に残っていたようでした。転勤はだった1年で東京へ戻りましたが、2008年夏に大阪へ出張した際に、久しぶり西宮北口へ行きました。
高層の文教施設やマンションが建ち並び、大きな阪急百貨店もオープンしていました。震災から12~3年。被災地の一角ではありますが、その復興した姿に、関西人は強いなぁ、日本人は凄いなぁ、と思ったものでした。
2011年3月11日の東日本大震災のときは、原宿のオフィスで仕事をしていました。20階建てビルの4階にいましたが、窓から見える高層ビルは左右に大きく揺れていました。すぐに携帯で自宅と実家に電話をしました。幸いにも「すぐ」だったためか電話はつながり、自宅と実家の無事が確認できたことから、11日は無理に帰宅せずに会社に泊まり、テレビを見ながら仕事をしていました。無理に帰った同僚は、みな帰宅難民となっていました。
それから14年。熊本、北海道、能登での大きな地震の他、日本各地で地震が起きています。昨年は台湾で、先月はミャンマーでも大きな地震がありました。その他、異常気象のためか、毎年、豪雨、洪水、豪雪などの災害も発生していますが、なぜか東京は静かだなあ、安心してはいけないぞと思ってしまいます。今後10年間で80%以上の確率で起こると予想されている南海トラフ地震について、先日、新たな被害想定が公表されました。
今後30年以内に70%の確率で発生すると予想されている首都圏直下型地震。いつ起きるかは分かりませんが、歴史から見て、起きることは間違いのない事実のようです。
災害の発生は防ぎようがありませんが、被害を少なく抑えることは可能です。
日々、ドキドキと不安におびえながら生活しないで良いように、日頃からの備えと訓練をしっかりとしておきたいものです。
地元のみなさんで一緒に考えていきたいですね。
まず、自宅の断捨離から。。。