いたばしまち博友の会史跡めぐり「江戸城の外郭を歩く」

投稿者:飯塚 勉さん

60代

蓮沼西町会エリア内

町会員

いやー、寒い一日でしたね。
今日は、時より小雨が降る中、「いたばしまち博友の会」のみなさん21名で、史跡めぐりをしてきました。
テーマは「江戸城の外郭を歩く」。

10時に東京駅に集合し、東京駅周辺のビル群の中に残る江戸城外堀の石垣を眺めつつ北町奉行所跡を確認。
そして、八重洲一丁目にある“江戸時代の迷子案内板”である「一石橋迷子しらせ石標」へ。正面の銘文は「満(ま)よひ子の志(し)るべ」とあり、右側面には「志(し)らす類(る)方」、左側面には「たずぬる方」と記されています。子どもが迷子になったという人と、迷子を見つけたという人が、それぞれ情報を書いた紙を貼って情報交換していたようです。

その後、大手町の渋沢栄一像と2027年に日本一の高さ(385m)のビルとして竣工が予定されている「トーチタワー」の工事現場を通り抜け、日本橋川に架かる都内最古の石橋「旧常磐橋」(江戸時代の常盤橋門の跡にあります)へ。ここにも、江戸城外堀の石垣が多く残っています。2連のアーチ形の石橋には重厚感を感じます。

そのまま江戸橋通りに入り、「日本銀行本店」、ローマ風コリント様式の重要文化財「三井本館」を眺めつつ三越本店前を通って「日本橋」へ。日本橋は、ご存じのように、江戸時代の幕府直轄の主要5街道の起点ですね。橋の上を通る首都高も2040年には撤去されるようですが、それまでは生きていられないだろうな~。
そんなことを考えながら、京橋方面へ。八重洲通りにある「ヤン・ヨーステン記念碑」へ。1600年にウィリアム・アダムス(三浦按針/イギリス人)とヤン・ヨーステン(オランダ人)が日本へ漂着し、その後、家康の外交ブレーンとなった人ですね。「八重洲」の名称の本になった人でもあります。

京橋まで歩き、そこで解散。
目の前にある「ガス灯」を眺めて、横にある「ポリスミュージアム警察博物館」でトイレを借り、ラーメンを食べて帰りました。

2時間コースで約6,000歩。
東京駅や京橋あたりは用事で行くこともありますが、今回のように「史跡」という観点で歩くといろいろな発見がありますね。ビルが乱立する中に、さりげなく歴史が残っています。そんな歴史を探しながら歩くのも楽しいですね。

今回は、レジュメの作成から現場ガイドまでをメンバーのみなさんが担当されました。みなさんの博識に感心し、ただただ感謝のみでした。
ありがとうございました!

「江戸城の外郭を歩く」レジュメ表紙

「一石橋迷子しらせ石標」「旧常磐橋」「ヤン・ヨーステン記念碑」

この投稿に返信